【台湾徒歩(自転車)旅 40日目】土砂降りの雨で豊田へ。心温まる出会いと痛恨の「撮り忘れ」

■ 瑞穂の出発と、山の天気の急変
瑞穂(ルイスイ)温泉をチェックアウトし、まずはファミリーマートで朝ごはんを食べた。道中、お城のように立派な「瑞穗天合國際觀光酒店(グランド コスモス リゾート)」という巨大なリゾートホテルの前を通り過ぎた。外観を見ただけだが、あまりのスケールに圧倒された。

その後は平坦な道を自転車で軽快に進み、途中のファミリーマートで抹茶のソフトクリームを食べて休憩した。
しかし、このファミマを出たあたりからポツポツと雨が降り始めた。最近のこの辺りの天気は、「朝は快晴で暑く、お昼の12時〜13時頃に短時間の通り雨が降り、その後は曇って涼しくなる」というパターンが続いていた。だから今回もすぐにやむだろうと高を括っていたのだが、一向に雨がやまない。

■ 激しい雨による足止めと、食堂での1時間
本当は今日中に花蓮(フアリェン)まで行きたかったのだが、激しい雨で全身びしょ濡れになってしまい、手前の「豊田(フォンティエン)」という街までしか進むことができなかった。

とにかく雨宿りがしたくて、さらにペコペコのお腹を満たすため、Googleマップでこの先にある飲食店を調べて駆け込んだ。
お店でおでんと麺類を頼んだが、それでもお腹が空いていたので追加でご飯も注文した。ここで、お店の男性スタッフと翻訳アプリを使いながら1時間ほど語り合った。彼は日本の鎌倉に行ったことがあるそうだ。私がこれまでに訪れた台湾の場所の写真をずっと熱心に見てくれて、とても嬉しかった。

■ ホテルでの奇跡的な出会いと、1000元の支援
雨はずっと降り続いていた。仕方なく、その飲食店からわずか50mの距離にあるホテルに飛び込みでチェックインすることにした。
ホテルのロビーに入るとスタッフの姿はなく、宿泊客である夫婦と女性の2組だけがいた。すると、その夫婦の旦那さんが気を利かせてホテルのスタッフを呼んできてくれた。

お礼に折り鶴を渡し、私が台湾を一周していることを伝えると、後から名物のお菓子をプレゼントしてくれた。これがとても美味しかった。
さらに驚いたことに、もう一組の女性客が、私の旅の応援にと「1000元」も手渡してくれたのだ。本当にありがたくて胸がいっぱいになった。

■ 痛恨のミスと、美味しいお菓子の思い出
その女性とすっかり仲良くなり話していると、スタッフの方も到着した。スタッフさんにも折り鶴を渡し、みんなで記念撮影をした。

しかし、ここで一つ激しく後悔していることがある。それは、「自分自身のスマホ」でお世話になった人たちとの写真を撮り忘れてしまったことだ。相手のカメラでは撮ったものの、自分のスマホに思い出として残せなかったことが本当に悔やまれる。

気を取り直してチェックインを済ませると、ホテルのスタッフさんからも美味しいお菓子をいただいた。これが美味しすぎて、「お土産として買って帰りたい!」と思うほど絶品だった。

■ まさかの案内先と、深夜の晩酌
ロビーで仲良くなった女性がどこか連れて行ってあげるそぶりを見せたため、ついて行くことにした。しかし、着いた先はなんと「私が先ほどまで食べていた、ホテルから50mの飲食店」だった!
さっき限界まで食べたばかりでお腹がいっぱいだったため、残念ながら一緒に食べることはできず、そこで彼女とはお別れをした。オチがついてしまったが、彼女の優しさが嬉しかった。

その後は部屋でゆっくりと過ごした。夜中になって少し小腹が空いたので、近くのファミマへ行き、ビールとチーズ味の魚肉ソーセージを買って晩酌を楽しんでから眠りについた。予定通りにはいかなかったが、人の温かさが身に染みる1日だった。

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