【台湾一周 番外編3日目】旅の初日の約束!新北の幼稚園で出会った天使たちと、温かいご縁

■ 帰国前日の朝と、ドーナツ型の街「新北市」の面白さ
朝9時ごろホテルを出発した。明日にはいよいよ日本へ帰国する。そう考えると、台湾を離れるのが急に寂しくなってくる。

まずは朝ごはんを食べようと飲食店を探したが、台北駅周辺は朝から開いているお店が少なく、開いていても行列ができていた。私は「ご飯を食べるために並ぶ」のがあまり好きではないので、行列を避けてちょうど営業を開始したばかりのお店に立ち寄った。
貸切状態の店内で、女性スタッフの方におすすめを聞いてそれをいただいた。とても美味しい。私が食べ終わる頃にはお客さんが6人ほど入ってきたので、まさに絶妙なタイミングで入店できた。

10時からは大切な予定があった。台湾徒歩旅を開始した初日、3時間ほど一緒に歩いた幼稚園の先生との約束だ。「無事に台北にゴールしたら、幼稚園に来て幼児たちに会ってほしい」と言われており、まさか台湾で現地の幼児たちと触れ合えるとは思っていなかったので、本当に嬉しかった。

電車に乗って、10時過ぎに無事に先生の働く「新北市」の幼稚園に到着。話は逸れるが、地図を見ていて個人的にすごく面白いなと感じたことがある。新北市はドーナツ型をしていて、その真ん中にポツンと台北市があるのだ。今まで生きてきてこんな構造の街は見たことがなく、とても興味深かった。

■ 巨大なピカピカの校舎と、園児たちとの対面
到着してまず驚いたのは、敷地がとてつもなくデカいことだ。台湾では日本と違い、幼稚園と中学校などが同じ敷地・校舎になっていることがよくある。台湾一周中も、小中学校が合わさった巨大な学校をよく見かけた。

事前に先生からLINEで「着いたら警備員に話しかけて」と言われていたので、門の隣の警備室へ。先生が事前に話をしてくれていたためスムーズで、先生が迎えに来るまでの間、警備員さんとお話をした。「この校舎は2年前に新しく建て替えたんだよ」と教えてくれた通り、とても綺麗で巨大な校舎だった。

やがて、お世話になった男性の先生が正門まで迎えに来てくれ、担当するクラスの教室へ。中に入ると、約20人の園児たちが大歓迎してくれた!私が教室に入っただけで大喜びしてくれて、本当に可愛いし嬉しかった。教室には彼だけでなく、20代半ばのスタイルが良い若い女性の先生もいた。

■ 伝わらない電波と、折り鶴披露、そして旅の報告
男性の先生から「園児たちに台湾一周の画像を見せたいからLINEで送って」と頼まれ、大きなモニターに映し出すことになった。しかし、私のスマホの電波が悪く、送信にかなり時間がかかってしまう。

その待ち時間を利用して、私は子どもたちの前で折り鶴を折って披露することにした。小さな幼児用の椅子に座り、テーブルの上で折る私の手元を、園児たちはとても真剣な眼差しで見つめていた。その集中力に感心していると、折り終わった瞬間にみんなが拍手をしてくれた。

その後、無事に写真の転送が完了(電波の関係で、全部ではなく台北から台中までの写真しか送れなかったが)。モニターに写真を映しながら、私が翻訳アプリで伝えた言葉を、女性の先生が大きな声で園児たちに伝えてくれた。とてもありがたい。子どもたちもモニターの写真を真剣に見てくれて、本当に嬉しかった。

■ 休み時間と、クリエイティブな給食タイム
チャイムが鳴り、休み時間。園児たちを1列に並ばせ、前後を先生が挟む形でグラウンドへ出た。グラウンドでは中学生たちが走ったりバスケをしたりしていたが、邪魔にならないように園児たちものびのびと遊んでいた。先生が木の実を拾ってあげたり、子どもたちが地面に落ちている花びらを私にプレゼントしてくれたりと、みんなとても優しい。

教室に戻ると、机の上に給食のおかずが並べられ、食事の配置になっていた。食べる前に、可愛い園児たちに折り鶴を渡して記念撮影。お世話になった男性の先生は写真の撮り方が上手で、みんなをスマイルさせるための掛け声がお見事だった。

「一緒に食べていいよ」と言われ、21人が5つの班に分かれている中から、目の前にあった班の席に座った。後で先生に聞くと、そこは「ゆっくりご飯を味わって食べる班」だったそうだ。
食事中、スマホの翻訳アプリを使ってコミュニケーションをとろうとしたが、やはり通信状態が悪くうまく機能しない。すると子どもたちがふざけて「ワンワン!」「ニャーニャー!」と動物の鳴き声をスマホに向かって言い始めた。「動物の鳴き声なら翻訳機はどう稼働するんだろう?」という純粋な好奇心からのイタズラに、子どもの頭はなんてクリエイティブなんだ!と驚かされた。

■ ミニオンみたいな子どもたちと、心温まるお別れ
給食後はレゴブロックなどのお遊びタイム。先生2人が掃除を始めたので、私も「ちりとり」を使って小さなゴミを取り除く掃除を手伝った。

その後、男性の先生のサポートで他の3クラスも訪問した。教室に入るたびに大歓迎され、飛び跳ねて喜んでくれたり、日本語で「ありがとう」と言ってくれたり。私が台湾華語を分からないのを知りつつも必死に話しかけてくれる姿が本当に可愛かった(全く聞き取れなくて申し訳なかったが…)。
給食のスタッフさんたちにも折り鶴を渡し、先生からは手作りの「プロペラトンボ」をプレゼントしてもらった。どのクラスも「歓迎→折り鶴を渡す→記念撮影」の流れを行い、どの子も本当に可愛くて良い子たちばかりだった。

やがて1時間のお昼寝の時間が近づき、お別れの時が来た。男性の先生から「この後予定がないなら、うちの卒業生が働いているマンゴーかき氷のお店にぜひ行ってほしい」とおすすめされた。
別れ際、毎日この子たちと過ごせる先生たちが羨ましくなり、校門へ向かう道中で「毎日子どもたちとこうして過ごせるなんて、本当に羨ましいです」と伝えた。先生は「毎日一緒だとまた感じ方も違うかもしれないけど、でも、私はとても幸せですよ」と答えてくれた。本当に素敵な仕事だ。園児たちの反応が、キャラクターの「ミニオン」にそっくりで、ただただ可愛くて癒やされた。

正門で見送ってもらい駅へ向かおうとすると、先ほどのクラスの可愛い男の子とそのお母さんに話しかけられ、15分ほど立ち話をした。将来イケメンになりそうな可愛い男の子と、とても優しいお母さん。翻訳アプリを使って、台湾の旅のことや台湾が好きになった話などを語り合った。

■ 卒業生が働く「百果園」と、日台友好のプレゼント
交通機関を使って30分ほどで、おすすめされたお店「百果園」に到着。
QRコードをスキャンしてスマホから注文するスタイルで、日本語のメニューも見られて分かりやすかった。店内はBGMが全て日本の曲で、お客さんも全員日本人だった。

マンゴーかき氷とパイナップルジュースを頼むと、サービスでパイナップルアイスまで付けてくれた。どれも最高に美味しい。
会計後、女性店員さんに幼稚園の先生のLINE画面を見せて「この方を知っていますか?」と聞くと、「知っています!」と笑顔。彼女は本当にかつての教え子だった。彼女とその弟さんと一緒に記念撮影をし、折り鶴を渡すと、お返しにポストカードと「日本と台湾の友好のイラストが描かれたチョコレート」をもらった。人の縁の温かさに触れ、絶対にまた来たいと思った。

■ ひとり台北散策と、凄腕マッサージでの悶絶体験
この日はもともと別の友人と遊ぶ予定だったが、急遽キャンセルになり、一人で台北を探索することになった。
道中の屋台で香腸(台湾ソーセージ)を食べ、百貨店の「遠東SOGO 台北復興館」へ。高層階になんと見事な日本庭園がありびっくりした。そこで購入したピザを庭園前のベンチで食べていると、店員さんがスッとティッシュを持ってきてくれた。台湾の人のこうした何気ない優しさが身に染みる。

百貨店を1時間ほど満喫した後、ゆっくりと地下鉄に乗り、台北駅付近のホテルへと戻った。

この夜、手元に台湾のお金が少し余っていたため、マッサージに行くことにした。私が泊まっている台北駅付近のホテルの近くには、マッサージ店がたくさん立ち並ぶ通りがある。そこを歩いていると、スタッフの方に声をかけられてお店へ案内してもらった。
最初は「40分コースの足ツボマッサージ」を依頼した。しかし、私の足にはこの1ヶ月半の台湾旅でできた傷口がたくさん残っていた。足ツボマッサージの前には塩分を含んだ温水に足をつけるらしいのだが、スタッフさんが「傷口に染みて痛いから」と気遣ってくれ、急遽「全身マッサージ」に変更してくれたのだ。

この全身マッサージが、とても痛いが気持ちいい!……いや、本音を言うと本当に痛かった(笑)。しかし、マッサージが終わった後は明らかに背筋がスッと伸びて良くなった気がした。日本のマッサージ店よりも、台湾のお店の方がマッサージの技術は上だと身をもって感じた。実際、帰国後に親に会った際、「なんだか背筋が良くなったね」と言われたので、間違いなくこの凄腕マッサージのおかげだろう。

いよいよ明日は日本に帰る。台湾の人々の温かさに触れすぎたせいか、台湾を離れるのが本当に、本当に寂しい。

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