【台湾徒歩旅 21日目】高雄観光と絶品小籠包。蓮池潭での温かい交流と鳩の餌やり

■ 絶品の小籠包と、美空ひばりを歌う女性

高雄に到着したため、今日と明日の2日間はこの街を観光することにした。

まずは朝食と昼食を兼ねて、210元を支払い少し豪華な食事をとった。
ここで食べた小籠包が信じられないほど美味しかった。日本の半額ほどの値段で倍の量があり、味も日本で食べるものより遥かに美味しい。最高の1日の始まりだ。

その後、「龍虎塔」に向けて歩いていると、原付に乗った地元の中年女性から声をかけられた。
彼女は走行中に私を見つけ、「ネットニュースの記事に載っていた人ですか?」とわざわざ原付を停めて話しかけてくれたのだ。さらに彼女は美空ひばりの曲を歌ってくれたのだが、それが驚くほど上手だった。
別れ際、彼女はおそらく自分で飲むために買ったであろうコーヒーを私にプレゼントしてくれた。その温かい心遣いに感激し、感謝の気持ちを込めてありがたくいただいた。

■ 蓮池潭風景区と龍虎塔からの絶景

この辺りは「蓮池潭(れんちたん)風景区」と呼ばれ、湖の周りにたくさんの観光スポットが集まっている。日本人学生の修学旅行の集団も見かけ、多くの観光客で賑わっていた。日本語もよく聞こえてくる。

ネットのフォロワーさんからおすすめされた「龍虎塔」の内部に入り、階段を登って最上階まで行ってみた。そこから見渡す景色は本当に綺麗で、気づけば30分近くも滞在してしまった。

道中、私の背負っているUber Eatsのバッグを見た人から「なぜそれを背負っているのか?」と聞かれたため、事情を説明して折り鶴を渡した。やはりこのバッグを背負っていると、本物の配達員によく間違われる。

■ 鳳山県旧城北門と、湖畔での鳩の餌やり

探索中に見つけた「鳳山県旧城北門(拱辰門)」にも立ち寄った。
日本では見かけない様式の城壁であり、非常に新鮮だった。近くにある「見城館」という施設にも入ろうとしたが、残念ながら入場時間を過ぎてしまっていた。そこでは、少し日本語が話せる女性スタッフが対応してくれた。

その後、ホテルへ向かう途中に蓮池潭風景区のベンチで休んでいると、後ろで年配の女性と中年女性の2人組が、食パンをちぎって鳩に餌をやっていた。
すると、その年配の女性が私にも食パンを分けてくれた。私も自分で少しパンを食べつつ、ちぎって鳩に投げて餌やりを楽しんだ。
途中、中年の女性が15分ほどその場を離れたため、年配の女性と私とで2人きりになったが、言葉は通じなくてもとても楽しい時間を過ごせた。中年の女性が戻ってきたタイミングで、私は挨拶をしてその場を去り、ホテルへと向かった。

■ 高雄ライトレールと、台湾の吉野家

街を歩いていると、路面電車(高雄ライトレール)が走っているのを発見して驚いた。
高雄に路面電車があるとは知らなかったからだ。芝生が敷き詰められた線路も、電車そのものも、そして街並みも非常に綺麗で美しい都市だと感じた。

夜ご飯は「吉野家」にした。
日本の吉野家と比べてみると、価格は台湾の方が20元ほど高く、テーブルに置かれている紅生姜が甘いという違いがあった。こうした些細な違いを見つけるのも旅の面白さだ。

無事にホテルへ到着し、溜まっていた洗濯をした。
ランドリールームには乾燥機が6台あったが、2台は故障中、3台は稼働中で、残りの1台は乾燥が終わっているのに中の洗濯物が放置されている状態だった。
どうしようか迷っていると、近くにいた女性が「(放置されている洗濯物を)取り出して使っていいよ」と教えてくれたため、中身を取り出して自分の洗濯物を乾燥させることができた。温かい出会いに恵まれた、充実した高雄観光の1日だった。

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